冷蔵庫は日々活用する大切なスペースです。しかし冷風の逃げや電気代のことなどから、いつも開けたり閉めたりの方に気を付けなければならないため、冷蔵庫の中の整理がおろそかになってしまい、気付いたときには整理するのが一苦労です。
よく賞味期限が切れた食品を見落とし、気付いた時には既に時間が大幅に経過していることもしばしば。腐ったものは他のものにも影響を及ぼすので、冷蔵庫は常にきれいに整理しておくことが大切です。
整理が上手くいかない主な原因には、セールでつい多く買ってしまったり、入れたものの配置が乱れがちで賞味期限の確認が難しいこと、そして、食事の計画・見通しが立てられずに余計な食材を買ってしまうことなど、片付けをする以前の問題もあります。
できれば、週に一度の買い物で済むようにし、一週間で使い切れる量だけを買うようにするなど計画を立てることによって、冷蔵庫内にスペースが生まれ、賞味期限の切れた古い食品もすぐに見つけられるようになります。
この記事では、なぜ冷蔵庫の整理が難しくなるのか、整理することによって生まれる利点、そして食品の無駄をなくすコツについて紹介していきます。
冷蔵庫を整理するのが難しい3つの原因
冷蔵庫は、冷風の逃げや電気代のことを考えると、できるだけ開け閉めをしないよう開閉のことに気を取られるので、中の状態をチェックすることがおろそかになってしまいがちです。そのため、気がつくといつの間にか中が乱雑になっていることもよくあります。
ここでは、なぜ冷蔵庫を整理するのが難しいのか、そこには、以外にも片付ける以前の問題がありました。
セールにつられて冷蔵庫がいっぱいに
セールのときに安くなった商品を見ると、ついたくさん買ってしまうことってよくあるものです。
本当は1つや2つでいいはずなのに、気づけばいろいろなものを買いすぎて、結果的に必要ではなかった商品まで手に入れてしまうこともしばしば。
このように不要な商品まで買ってしまうことによって、冷蔵庫の中に物がつまり、賞味期限などをうまく管理できなくなってしまいます。
買い物をする際には、事前に買う物のメモを作成し、実際に必要な商品のみを選んで購入することで物が多くなり過ぎず、冷蔵庫内を整然と保ちやすくなります。
スペースがつまり過ぎて奥の商品が見過ごされる
冷蔵庫の中をうまく整理できていないと、新しい食品ばかりを手前に置きがちになって古いものが奥に行き、気がついたら賞味期限が過ぎてしまっていたということもよくあります。
また、奥の商品を確認しづらくなって、すでに持っているにもかかわらずに同じものを買ってしまうなんてことも、珍しくありません。
このようなミスを避けるためには、100円ショップなどにある収納用トレーなどを活用し、食材が何であるか一目で分かるように工夫することで冷蔵庫内が整理ができて、このような問題を解決することにつなげることができます。
献立未計画による買い物で冷蔵庫がいっぱいに
献立を事前に決めずに買い物をすることで、結局必要以上に食材を買ってしまい、冷蔵庫がいっぱいになってしまうこともあります。
食事の計画を立てることに対して、慣れていなかったり苦手意識を持つ方も多くいらっしゃいますが、そのような場合には、献立計画アプリやレシピサイトのようなツールを利用するのがおすすめです。
これらのツールでは必要な食材で作れるレシピを簡単に見つけることができ、また、単に食材名を入力するだけで様々な料理方法を提案してくれるため、大変便利です。他にも、料理過程を動画で分かりやすく教えてくれるアプリもあり、料理のバリエーションを広げるのに役立ちます。
冷蔵庫がきれいに片付いたら起きるウレシイこと
食費も時間も節約につながる
冷蔵庫内の整理を意識することで、必要のない食材を買うことが少なくなり、結果として食費の節約につながります。
整理する習慣をつけることによって、すでに家にある食材を活用しようという気持ちに変わるので、余計な出費を減らせると同時に買い物の回数までも減らせることができるので、無計画な買い物を避けることができ、自然と節約につながります。
さらに、減らすことのできた買い物の時間を他に回せるようになり、時間の有効活用にもつながります。
家族が多いと買い物の回数を減らすのが難しいかもしれませんが、そのような場合にはオンラインスーパーの利用を検討するのも良いでしょう。
オンラインでの買い物をすると、金額を即座に確認しながら必要なものだけを選べるので、余計な買い物を防ぐこともできます。
電気代の節約にもつながる
ぎっしりと食材が詰まった冷蔵庫では冷気がうまく循環せず、適切に冷やすのが難しくなります。
その結果、冷蔵庫がまだ充分に冷えていないと感じ、さらに強く冷却しようとするため、電気代の無駄遣いにつながることがあります。
ごちゃごちゃしていて何がどこにあるのか分からないという状態は、明らかに物が多すぎる証拠。理想的には、冷蔵庫を開けたときに、中身が一目でわかり、食材が重なり合わないような配置が望ましいです。
食材の賞味期限がわかる
冷蔵庫内をきちんと整理しておくことで、今、冷蔵庫内にどのような商品があるかを把握でき、また、賞味期限が切れた食材も発見しやすくなります。
賞味期限を守り早めに使うように心がけたり、また賞味期限が切れた食材をそのまま冷蔵庫に置いておくのは衛生的にも好ましくないので、早めに処分したりすることで、冷蔵庫をきれいに保つことができます。
まとめ
冷蔵庫内の整理整頓が難しい主な理由には、セールなどでつい多く買いすぎてしまったり、献立が決まらないうちに買い物をすることで必要以上に買ってしまったり、それによって冷蔵庫内がいっぱいになってしまうという、片付け以前の問題がありました。
また冷蔵庫内がいっぱい詰まっていることによって、以前どのような食材を買っているのか、また賞味期限も把握できないというデメリットも浮上してきました。
まずは、冷蔵庫内の整理を目的とする買い物を意識することで、食材の無駄をなくすことから、食費・時間・電気代の節約にもつながっていきますので、冷蔵庫を清潔に保つことは一見大変に感じるかもしれませんが、ぜひ、このポイントを実践してみてください。