エアコンは、夏の暑さや冬の寒さをしのぐために欠かせない大事な家電製品です。
しかしそのメンテナンス、特にフィルターの清掃に関しては、いつどのタイミングで行うべきか悩んでしまいます。
定期的にフィルターを清掃する。このことに関しての大切さは理解していても、暑い時期にエアコンを止めてまでも清掃するのは避けたくなります。
できれば清掃なしで済ませられるものなら、と思いたい気持ちもありますが、それはちょっと現実的ではありません。
では、エアコンフィルターはいつ、どのタイミングで、どれくらいの頻度で、清掃するのが最適なのか、知りたい方もも多いと思います。
この記事では、エアコンフィルターの適切な清掃のタイミングや頻度、またエアコンフィルターを清掃しなかった場合に生じる影響などについて解説し、エアコンの管理に役立つ情報を集めてみました。この機会にぜひ、ご自宅のエアコンの状態を確認してみてください。
エアコンフィルター清掃の頻度とタイミング。いつ掃除すべき?
エアコンフィルターを清掃するのに最適な頻度は、どれくらいが良いのでしょうか?
特にエアコンの使用頻度が高い夏や冬の期間には、1~2週間ごとを目安ににフィルター清掃をすることをおすすめします。
毎週の決まった日、毎週の特定の日に掃除をする、と、ルーティンを作ることで、忘れずに定期的に清掃できます。
たとえエアコンをあまり使わない時期でも、2週間に1回はエアコンのチェックも兼ねて清掃をすることをおすすめします。通常は水洗いでフィルターの掃除をしますが、それほど汚れていない場合は水洗いは必要ありません。
エアコンを使用しなくなるシーズン終了時には、フィルターをしっかりと乾燥させて保管しましょう。
自動清掃機能付きエアコンの場合
最近のエアコンには「フィルター自動清掃機能」が搭載されているものもあります。
この機能はエアコン内部に内蔵されているブラシでホコリを払い落とすものになりますが、それでも完璧に清掃するものではないので、定期的なメンテナンスは必要です。
ダストボックスに溜まったホコリは月に1回は清掃をし、その際にフィルターも軽くチェックしましょう。大きいホコリが目につかないようであれば、ハンディモップ等で周囲をサッと拭くだけでもOKです。
しかし、目立つような汚れなどがある場合には、フィルターを取り外して掃除機で吸い取り、そして再び設置することをおすすめします。
エアコンフィルターのメンテナンスを怠った場合の影響
定期的なフィルター清掃は大事。もちろん理解はしていますが、できれば清掃なしで済ませられるものなら、ねぇ… と思いたい気持ちも分かります。
では、エアコンフィルターを定期的に清掃しない場合、どのような影響や問題が発生するのでしょう?
不快な臭いと健康へのリスク
エアコンを使う季節が始まり、エアコンを使い始めた際、不快な臭いを感じることがあります。
これはフィルターに溜まったホコリやカビが原因で、たとえエアコンに空気清浄機能があったとしても、内部の臭いが強い場合はその効果を弱めてしまいます。
さらに、カビが混じった空気が室内を循環すると、健康上の問題を引き起こす可能性もあります。特に小さなお子様やアレルギーを持つ方がいらっしゃるご家庭では、エアコンのフィルターの清掃は怠らないようにすることが特に重要です。
増加する電力消費とコスト
エアコンフィルターが汚れると、空気の流れが悪くなり、エアコンの効率が低下します。その結果、エアコンが過剰に稼働、より多くの電力を消費し電気代が増加します。
特に暑い季節には室内を快適に保つためにエアコンの設定温度を下げたくなりますが、その分エアコンの負荷も大きくなり、さらに電気代がかさむことになります。
エアコン機器の故障リスク
フィルターの汚れが蓄積すると、エアコン自体にも負担がかかります。これは電気代の増加だけでなく、エアコン機器自体への故障のリスクも高めます。
最悪の場合、夏の暑いちょうどエアコンが必要になる時期にエアコンが故障してしまい、修理や買い替えが必要になることもあります。すぐに対応が難しい状況も想定されます。
適切なメンテナンスは、エアコンの故障を未然に防ぎ、長持ちさせることにつながります。
まとめ:定期的なエアコンフィルター清掃で快適さを保持!
暑くて湿度の高い季節、エアコンの爽やかな涼しい風は心地良いものです。
清潔な空気を提供するエアコンは、家庭において非常に重宝されるアイテムです。そのためには、常に最良の状態でエアコンを使用できるよう、フィルターの定期的な清掃は欠かせません。
エアコンを使い始めて毎日の使用が当たり前になってくる時期には、少なくとも週に一度はエアコンフィルターを清掃をすることをおすすめします。
自動清掃機能が付いているモデルであっても、月に一度は手動で点検を行うことを忘れずに。
常に快適な空間を維持するためにも、エアコンフィルターのメンテナンスを日常のルーティンとして取り入れていきましょう!