トースターでお餅を温めると、網にくっついてしまう「餅くっつき問題」というのがありますが、この面倒を避ける方法はないでしょうか?
そんな悩みを解決するためには、ある特別な方法を使うと餅がくっつきにくくなるんですね。このような状況を避けるための簡便な方法が、いまネット上でも話題になっています。
新年の時期などから、おもちを楽しむ機会が増えていきますが、トースターで加熱するときにお餅が膨らんで網にくっつくことって、けっこう頻繁にありますよね。
今回は、トースターでお餅を焼く際の新しい方法と、くっつかないようにするコツをご紹介します。
トースターで焼く時のお餅くっつき防止対策
キーワードは「醤油」。
意外なことに、お餅にちょっとの醤油を塗って加熱することで、網へのくっつきを防ぎながら焼き上げることが可能になります。
お餅って、普段は何もつけないでそのまま焼いてしまいますが、お餅の中身が飛び出したりして、網にくっついてしまいます。
しかし、醤油を塗ったお餅は、醤油を塗った箇所から均等に膨らみはじめ、破裂させることもなく網から容易に取り除くことができます。
これは、醤油を塗った部分が早く加熱されることで均一に焼きあがる、というのがこの差を生む大きなポイントなのです。
魚焼き用グリルでお餅を焼く時も通用する?
トースター以外では、魚を焼く専用のグリルもありますが、トースターのタイプによっては、本当にトースターしか焼けないタイプもありますので、お餅を焼くのに魚を焼くグリルの方を重宝しているご家庭も結構あると思います。
そこで、魚焼きグリルでも、トースターでお餅を焼く時の「お餅くっつき問題」への対策方法が通用するのかなと考えてしまいますが、この方法は、アルミホイルを使用せずとも、お餅が網にくっつかずにきれいに焼くことができます。
この、お餅くっつき問題対策方法のおかげで、寒い季節に餅を焼く際の不便が解消され、気軽に美味しい餅を楽しむことができるようになりました。
お餅をくっつかせない、その他の方法
電子レンジでお餅をふんわりと加熱するコツ
トースター以外での、お餅を温める方法として、電子レンジを使う方法があります。しかし、そのまま電子レンジを使うと、お餅が皿にくっつくことがあります。しかし、お餅を温めながらふんわりさは保ちつつ、お皿にくっつかないようにする簡単な方法があります。
まず、耐熱用のお皿に少しの水を加えてお餅を浸し、それから電子レンジでチンすると、お餅は皿にくっつかずに柔らかいまま温めることができます。
また、醤油を少し足してあげると、醤油の香ばしい匂いに包まれて、お餅はさらに美味しくなりますよ。
アルミホイルと米油を使ったお餅焼き
お餅をアルミホイルに乗せて焼く場合、お餅が今度はアルミホイルにくっつかないようにするために、米油をお餅の底に薄く塗るという方法があります。
今、そのまま言った通りなのですが、お餅の底面に米油を均一に塗ったあとに、アルミホイルの上に乗せて焼き上げるだけです。
この方法により、お餅はアルミホイルにくっつかずにすんなりと離れ、外はカリカリ、中はモチモチに焼き上げることができます。
このテクニックを使えば、お餅がアルミホイルにくっつく心配なしに、簡単においしいお餅を味わうことができます。
米油の代わりにオリーブオイルや他の植物油なども利用することもできますが、やはり相性で言えばお餅には特に米油がおすすめです。ほんの少しの工夫によって、新年からの食卓がさらに楽しく豊かなものになりそうですね。
餅に醤油を塗った部分が何で膨張するの?
お餅に醤油を塗った部分が膨らむというのは、なかなかに興味を引く現象です。
もともとお餅には、水分と細かな空気が入っており、熱を加えると、この空気と水分が膨張することにより、その結果お餅が膨らむという現象が起こります。
ここで、醤油のユニークな性質がが注目されます。
醤油内の塩分は、熱を受けると醤油を塗った部分の温度だけがすぐに上昇します。それにより、その部分が最初に膨張することになります。
この効果のおかげで、醤油が塗られた箇所が膨張の起点となり、他の残りの部分もこの動きに合わせて均等に膨張し、お餅が均一に膨らみながらも破裂せずに大きくなります。
ちなみに、今は、はじめからカットされたお餅も販売されていますが、これらの商品は、醤油を使わなくても均一に膨らむように作られている点も大変興味深いです。
まとめ
お餅を焼くときは、醤油を使ってみましょう!
お餅がくっついて困る問題が、まるでなかったかのように解消されます。
お餅が恋しくなる今年の冬のシーズン。気づけばたくさんのお餅を楽しんでいる自分がいるかもしれませんよ。(^^)
ぜひこの簡単なコツをぜひ実践してみてくださいね!