ジャケットや鞄、寝具のカバーや座布団のカバーなど、日々の生活の中にジッパーが使用される場面は非常に多いですね。
そんな中で、衣服や鞄の素材などがジッパーに挟まれてしまい、動かなくなるというトラブルに遭遇した経験はありませんか?
この記事では、そうした状況に直面した時、このような状況をどのように解決すればいいのか解決する方法と、ジッパーが詰まるのを予防するためのテクニックをお伝えします。
ジッパーが生地を挟んで固くなった際の対処法
慌てているときや忙しい時に限って、ジッパーが布やビニールなどの素材を挟んでしまって動かなくなってしまうことって、よくありますよね。
そんな状態のときに、力任せに無理やりジッパーを引っ張ると、生地やジッパー自体を傷つけさらなる損傷を招くことも。問題をより複雑にしてさらに大きなトラブルに発展する恐れがあります。
ジッパーを反対方向へ動かす
多くの場合、解決策としては挟まれた生地を横に軽く張ってから、ジッパーを挟んだ部分の反対方向へとゆっくりと動かすことで問題が解決します。
ツールを使い、隙間を作ってあげる
しかし、布が深く挟まっている場合には、硬いものなどを使ってジッパーと生地の間に隙間を作ることが役立ちます。定規やプラスチックカード、細いドライバーなどで慎重に隙間を作り、生地を少しずつ引き抜きましょう。
この作業をする際は、生地を強く引っ張りすぎないよう注意し、慎重に操作してください。無理に引っ張ると、生地を損傷したり、別の部分がジッパーに挟まる可能性があります。
オリーブオイルやベビーオイルを潤滑油代わりにする
また、ジッパーの動きを滑らかにするために、オリーブオイルやベビーオイルなどの潤滑油を少量使用する方法もあります。
オイルを数滴ジッパーに垂らすことで、動きがスムーズになり、解放が容易になります。ただし、オイルを使用する際は、衣類にシミができないよう注意し、ジッパーの持ち手にオイルが付かないようにしてください。
手元に専用のツールやオイルがない場合でも、鉛筆の芯やリップクリーム、石鹸、ロウソクのロウなど、身近なアイテムで代用することが可能です。これらをジッパーの挟まった部分に塗ることで動きがスムーズになり、問題を解決することができます。
特に鉛筆は、その芯に含まれるグラファイトが潤滑剤として機能し、ジッパーの動きを良くします。
これらの方法を試す場合、損傷を避けるために慎重に行うことが重要です。
ジッパーが生地を引っ掛けないようにする対策方法
ジッパーが生地を挟んでしまうという経験は、一度でも味わうと、二度と経験したくないと思うものです。
しかも、特定の衣類やバッグでこの問題が何度も繰り返し起こりがちです。これは、ジッパーが一度生地を引っ掛けてしまうと、その後も同じように引っ掛けやすくなる「引っ掛け癖」が生じるためです。
生地が一度ジッパーに引っ掛かり捕まってしまうと、その箇所が折れ曲がりやすくなり、ジッパーの動きを妨げる原因になります。
クセのついた生地を平らにする
ジッパーのこのような引っ掛け癖を防ぐためには、問題のできた部分に布を当てて、裏側からアイロンをかけて生地を平らにする方法が有効です。これにより、生地が滑らかになり、ジッパーが引っ掛かりにくくなります。
慌てずにゆっくりと動かす
さらに、ジッパーを開閉する際には、慌てずにゆっくりと丁寧に行うことが大切です。ジッパーを真っ直ぐに引くことでスムーズに動かせますが、急いで斜めに引いてしまうと、生地を引っ掛けてしまうリスクが高まります。
そのため、特に急いでいる時ほど、冷静に落ち着いてジッパーを動かすことが、ジッパーが生地を引っ掛けて捕まえてしまう問題を防ぐポイントになります。
まとめ
ジッパーが生地を挟んで固くなった時、よく強引に力ずくで解決しようとしまいがちです。
たまにそれで上手く解決することもありますが、ほとんどの場合はジッパーをスムーズに動かせずにさらに状態を悪化させてしまいます。
まずは落ち着いて、力を入れずに慎重に生地をジッパーから開放してあげる方法を試してみると、より効果的にジッパーがスムーズに動くようになります。
ジッパーが生地を挟んで固くなった時ってすぐに焦りがちですが、そんな時こそ焦らずゆっくり行動する、ということが重要なポイントとなります。
実際、ゆっくりとした操作はジッパーのの摩耗を減らし、結果として衣服やバッグの寿命を延ばすことに繋がります。
ジッパーを扱う際には落ち着いて、慌てずにゆっくり丁寧に行うことを意識しながら、動かすことが大事です。